数年前から「地方創生」「関係人口」というフレーズが注目を集めました。
今では多くの地域が「関係人口」を増やすため、NFTに注目しています。
その中でも、ネオ山古志村(山古志DAO)が発行する「Nishikigoi NFT」は、先駆け的な存在。
新潟県長岡市山古志地域(旧山古志村)は「錦鯉」発祥の地。
「錦鯉」をデジタルアートのモチーフとして、2021年12月に「Nishikigoi NFT」の販売を開始しました。
今ではリアル住民800人をこえる、1700人のデジタル村民(NFT保有者)が誕生。
では、山古志は本当に関係人口増加の成功例になり得たのか?
結論、山古志は関係人口増加の大成功例となりました。
この記事では『「ネオ山古志村(山古志DAO)」は関係人口増加の成功例になり得たのか?』。
筆者のボランティア活動体験記と、あわせて解説します。
この記事の信頼性
2021年12月から山古志デジタル村民の筆者が解説!
第3弾セールもイーサリアム、クレカ両方で購入。
りーまんのプロフィール⇒運営者情報 - りーまんブログ (side-business.blog)
X(旧Twitter)⇒りーまん@ただの中卒
ネオ山古志村(山古志DAO)の取り組みに対しての実績
(画像:Nishikigoi NFT【Carp and Seasons】)
2021年12月にNishikigoi NFTが発行され、NFT保有者は「山古志デジタル村民」に。
Discordコミュニティでは、リアル・デジタルの住民同士の交流が深まりました。
いつしか「山古志DAO」と呼ばれるようになりましたが、新しい地域のかたちに向けて「ネオ山古志村」に名称変更をしました。
「ネオ山古志村」は、山古志に住むリアル住民と、山古志に共感するデジタル住民とでつくる新たな村です。
ネオ山古志村の実績
- 過疎地域の取り組みにおいて総務大臣賞受賞
- GOOD DESIGN AWARD 2022 BEST100
- 各種メディアにて特集
過疎地域の取り組みにおいて総務大臣賞受賞
「ネオ山古志村(山古志DAO)」は、令和5年度過疎地域の取り組みにおいて総務大臣賞を受賞しました。
表彰に至った経緯
中越地震による被災、平成の大合併による市町村合併を契機に住民主体の地域づくりの機運は高まる一方で、少子高齢化をくいとめることが出来なかったが、物理的制約を解放するデジタル技術に可能性を見出し、取組を開始。
ローカルの価値を最大限に広げるのがデジタルであると考え、NFTを「デジタルアート×電子住民票」として活用し、NFTを接点とした共同体を形成し世界中から知恵や資源、独自資金を集め、地域を存続させる挑戦をしている。
(出典:新潟県)
審査委員のコメント
「人口約800人の地域から、世界へとつながるデジタルシフトの試みが素晴らしい。
DAOの仕組みを用いた仲間づくり、地域づくりのとても良いお手本だと思います。
また、他の地域への参考となるアイデアにも富んでいると感じました。
デジタル技術はあくまでツールであり、信頼し、幸せを補完し合う地域を超えたコミュニティづくりをしっかりと見定め、実践している点も評価に値すると考えました」
(出典:総務省)
GOOD DESIGN AWARD 2022 BEST100
ネオ山古志村(山古志DAO)が発行する「Nishikigoi NFT」。
2022 グッドデザイン ベスト100 に選出されました。
審査委員の評価
人口減少などの課題を抱える限界集落がNFTを発行することで、現地の住民だけでなく多様な人がその地域に関わることを可能としている。
もちろんデジタル技術だけですべてが解決されるわけではなく、特筆すべきは、山古志の人たちが、住民自らが考え行動する住民組織をつくり活動してきたことなど、これまでに紡いできた自治の精神や歴史や文化があることである。
それがNFTやWeb3といった新しいデジタル技術の目指す世界像と合致し物理的制約を超えて共感を呼びコミュニティの輪が広がっている。
また、プロジェクトメンバーも実際に現地で住民とデジタル村民をつなぐ地道な活動を行うなど、決して時流に乗っただけではない地に足のついた取り組みである点も評価した。
(出典:GOOD DESIGN AWARD)
各種メディアにて特集
ネオ山古志村(山古志DAO)の取り組みを各種メディアが特集。
その中から一例をご紹介させていただきます。
地方創生×web3が実現する注目のNFTプロジェクト 山古志DAO | gm vol.2
(出典:EarthshotTV)
人口800人の限界集落が錦鯉のNFTを発行/デジタル村民が急増、 バーチャル空間に新しい村が誕生/NFT時代のローカル民主主義【Web3 のフロントランナーに聞く】
(出典:PIVOT 公式チャンネル)
【デジタル村民】限界集落ならでは?錦鯉NFTって何だ?オンラインサロンっぽい?新潟・山古志を愛する人と議論|アベプラ
ネオ山古志村(山古志DAO)デジタル村民が運営しているメディア
ネオ山古志村(山古志DAO)では、デジタル村民が運営しているメディアもあります。
デジタル村民運営メディア
- Voicy 山古志ラジオ
- 牛の角突きファンクラブ
- 【X(旧Twitter)】ネオ山古志村ニュース
Voicy 山古志ラジオ
⇒Voicy 山古志ラジオ【人口800人。NFTを活用した限界集落の挑戦】
※定期配信:月~土 6:10~
ネオ山古志村の活動内容や、日々の最新情報をお届けしています。
こんな方におすすめ
■地方創生に興味がある!
■デジタル村民ってどんな人?
■DAOってどんなことやってるの?
■どうすればデジタル村民になれるの?
■山古志デジタル村民の活動内容を教えて!
パーソナリティ
牛の角突きファンクラブ
「牛の角突きファンクラブ」という、山古志デジタル村民が運営する、サイドプロジェクトも立ち上がりました。
牛の角突きファンクラブは、現在15名程度のファンクラブ会員で運営。
勝ち負けがない山古志の牛の角突きの魅力について、ファンクラブ会員が情報発信をしています。
新潟県長岡市の山古志で千年の伝統を持つ「牛の角突き」が大好きなメンバーで牛の角突きファンクラブをつくりました🐂
闘牛場への行き方、牛さんたちの紹介、大会日程/レポートなどをこちらのサイトで発信していきます。
運営はTreasuryWalletを持つDAOでやっていく予定🔥https://t.co/aCVMkYJMb6— 山古志 牛の角突きファンクラブ🐂 (@Tsunotsukifan) November 1, 2023
「山古志闘牛場」へは、東京から上越新幹線で約1時間40分。
長岡駅から車で約30分。
東京からいちばん近い闘牛場がある山古志。
ぜひ一度、生の「牛の角突き」を、ご覧になってみてください。
noteでも発信中
【X(旧Twitter)】ネオ山古志村ニュース
X(旧Twitter)のネオ山古志村ニュースも、デジタル村民が運営。
ネオ山古志村ファウンダー・竹内春華(山古志住民会議代表)の出演依頼は、こちらで受けつけています。
✅竹内春華への出演依頼はDMへ📩
ネオ山古志村ファウンダー竹内春華への
出演依頼はDMでお待ちしております。日々の発信はVoicyでも
↓↓↓https://t.co/B4T2M81gnZ#NishikigoiNFT 発祥の地、
新潟県長岡市山古志
「おらたる」でもお待ちしています。#ネオ山古志村だけはガチ pic.twitter.com/LtDXUK1vWY— ネオ山古志村ニュース (@gachi_yamakoshi) January 28, 2024
竹内春華の出演情報はもちろんのこと、ネオ山古志村(山古志DAO)で活躍している、デジタル村民もご紹介しています。
山古志デジタル村民が現地に行ってボランティア活動をしてみた!
Nishikigoi NFTを保有しているデジタル村民は、およそ3割が実際に山古志へ訪れています。
なぜなら「山古志を知れば知るほど、聖地巡礼がしたくなる」から。
地方は人口減少が進む中、マンパワー自体が圧倒的に足りていません。
少しでも現地の方のお手伝いができればと思い、毎回ボランティアに応募して、山古志へと訪れています。
ここでは2024年4月12日(金)~4月14日(日)に開催された「NICE 週末ワークキャンプ in 山古志」についてご紹介します。
NICE(ナイス)とは?
NICE(ナイス)は国際ボランティアNGO。
1990年に設立され、国内・海外約90か国でワークキャンプ等の各種事業を行っています。
【①日目】NICE 週末ワークキャンプ in 山古志
初日は朝9時15分に長岡駅大手口に集合。
ここでは現地受け入れの中澤さんが、参加者を車でピックアップ。
ぼくともう一人の参加者がいました。
なんと京都から夜行バスを乗り継いできた大学生(リキさん)。
しかもNishikigoi NFTを保有する山古志デジタル村民です。
長岡駅から山古志までは車でおよそ30分。
まずは、Nishikigoi NFT発祥の地『おらたる』へと向かいます。
現地でNICEの方と合流し、13時からボランティア活動が始まります。
今回は花壇整備や景観保全活動。
その前に「アルパカ牧場」を見学。
アルパカ牧場はこどもにも大人気。
山古志へ訪れたときは一度、見学に行ってみてください。
素っ気ない顔でアルパカが迎えてくれます。
今回の景観整備の場所は、山古志虫亀にある「薬師の陵(やくしのおか)」という絶景スポット。
こちらで作業を行います。
管理されている現地の方をふくめ、総勢9人(大人5人+こども4人)で作業。
抜いた枝葉はまとめて燃やしやすいように、ビニールシートの上に集めます。
16時に1日目の作業が終了。
ボランティアスタッフは、集落にある集会場で、自炊しながら寝泊まりをします。
【②日目】NICE 週末ワークキャンプ in 山古志
ボランティアスタッフは集会場で自炊しながら寝泊りをしていますが、ぼくは「あまやち会館」に予約をして宿泊しました。
温泉に浸かりたいということが理由です。
なので・・・現地スタッフの中澤さんは、ぼくのためだけに「あまやち会館」に朝迎えにくることに・・・
この日は朝9時からの作業。
作業内容は昨日の続きです。
ひたすら黙々と皆、作業を進めていきます。
作業をしている周辺は絶景スポット。
この景色を見るために、何度も訪れる人がいるのも納得ですよね。
昼食は『おらたる』へと戻り、約2時間程度の休憩。
午後は13時30分から作業を開始しました。
ひたすら中腰のまま同じ作業を繰り返し、2日目にはついに更地になりました。
2日目の作業も16時に終了し、最終日の3日目に備えます。
【③日目】NICE 週末ワークキャンプ in 山古志
3日目は5月4日に初場所を迎える、山古志闘牛場のお手伝い。
9時から闘牛会の有志の方々と、ともに作業です。
まずは二手に別れて駐車場のライン引きをやります。
駐車場はかなり広いのですが、それでも初場所の日はいっぱいになることも。
(写真はワークキャンプ参加中のデジタル村民リキさん)
駐車場のライン引きが終わったら、こんどは場内のペンキ塗りです。
「白い服にペンキがつくのでは?」と思いつつ、ヒヤヒヤしながら写真を撮りました。
京都からワークキャンプに参加をした、留学生のデジタル村民リキさんは、今回が初の山古志訪問。
「とにかく楽しい。山古志の人たちに触れることができてよかった」
こう話をしてくれました。
この日は11時30分に闘牛場での作業が終了。
週末ワークキャンプの3日目もこれで終了です。
ぼくは山古志でのワークキャンプ参加は3回目。
都会にいたら絶対にできない経験です。
ワークキャンプに参加するデジタル村民は「少しでも現地の方の役に立ちたい」。
こう思って参加する方ばかり。
現地リアル住民の方と触れ合う、良い機会となります。
山古志での「牛の角突き」開催日には、多くのお客さんが来場されます。
2024年のスケジュールを確認して、ぜひ生の「牛の角突き」を体験してみてください。
2024年度 牛の角突き開催日
■4月29日(祝・月)※プレイベント
■5月4日(祝・土) 初場所
■5月26日(日)全国闘牛サミットin長岡大会「記念闘牛大会」
■6月16日(日)
■7月14日(日)
■8月2日(金)※、3日(土)、25日(日)
■9月22日(祝・日)
■10月13日(日)、23日(水)※
■11月3日(祝・日)千秋楽
※※は「プレイベント」および「角突きイベント」になります。
(出典:にいがた観光ナビ)
まとめ:山古志が関係人口増加の成功例になり得たのは『リアル住民の方の熱量』
山古志での週末ワークキャンプに参加して、改めて感じたことは『リアル住民の方の熱量』。
「この地を何としてでも守ってやる!」
そういった熱量を随所で感じることができました。
京都から夜行バスを乗り継ぎ、お金を払ってワークキャンプに参加した、デジタル村民リキさん。
Nishikigoi NFTの発行がなかったら、関係人口にはなっていなかったはずです。
デジタル村民は1回でも山古志に行くと、何度も訪れるようになります。
デジタル村民のリピーター率が異常に高いのは「山古志のために何かがしたい」から。
それはリアル住民の方の熱量を肌で感じ、より一層、その思いが強くなっていくからです。
現実的には圧倒的に人手は足りません。
しかし今ではNishikigoi NFTを保有する世界中のデジタル村民が、山古志のために動き、汗を流しています。
『関係人口』というフレーズが、いちばんピッタリとハマるのが山古志。
「山古志のために何かをしてみたい!」
こう思う方は、ぜひNisihikigoi NFTのコミュニティへとご参加ください。
『新しい生き方』『新しい居場所』が見つかるかもしれません。
公式Discordコミュニティ
⇒【Nishikigoi NFT Discord】https://discord.gg/4fXUX7QMSM
Nishikigoi NFT購入方法
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